57-year-old birthday
- craft-r
- 2016年6月10日
- 読了時間: 2分
今日は57歳の誕生日を迎える事ができたと言う事で、一つ書きおきしておきたいと思います。
平成20年4月、49歳を迎える年でした。
突然襲ってきた病(敗血症)で生死に関わる体験をしました。
本来なら助からない病気でしたが医師団の懸命な治療と家族、友人の祈りのおかげでこの世に戻る事ができました。
その感謝は生涯忘れることできないでしょう。
病になるまで私は建築板金を下請けで仕事していたのですが、2ヶ月の入院生活で体力が落ち、缶コーヒーのリングさえ開けられない状態まで落ち込みました。
頭を過ぎったのはもう建築の現場復帰は無理だろう。 これからどないしよう
ベッドの上で考え込み、一つの可能性をみつけました。
建築板金の仕事をしながら独学で技術を身につけた金属看板 この先これしかない。たとえ車椅子での生活になっても左右の手は動くんだ。 身体で覚えた技術は忘れてない。
退院後、リハビリしながら文字作りの構想と準備に取り掛かりました。
しかし20年も過ぎた看板サイン業界は大きく変っていて打撃うけました。
ネットなどで調べるとレーザーがかなり普及し金属文字会社が数多く、更に海外製品が激安!!
また得意先など1軒もないし目先真っ暗なスタートでした。
ここで諦める訳にはいかない。文字作りの精度には自信があるが仕事はない。
設備も中古で見つけたコンターマシンだけが頼り
レーザーなくても、パソコンできなくても可能な物つくりとは。。。
パソコン作業しレーザーカットした切り文字でも最終的には職人の手
文字職人の技術はどこでも同じであろう。
そこでヒラメキました。 時代は3D旋風 それだ!!
金属文字技術は他と同レベルでも私には建築板金で養った板金展開技術がある。
大手文字会社の職人でも理解できない文字。自分だけの3D文字を発見したのです。
それからは試行錯誤、頭で形を描き展開図面を書き、試作試作の繰り返しをいくつしたであろうか。
失敗と材料の無駄も数多く挫折もありましたが、描いていた3D SIGNを昨年に出現できました。


Craft-Rでは複数の社員による社内会議などの提案~工程などありません。 個人事業だから(笑)
私個人すべて頭で描き、左右の手に流れ作り上げ
今後、LED発光やネオン管などと組み合わせた作品を残していけたらなと思ってます。
工房代表 村社幸治
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